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2009年06月13日
memorandum teiji furuhashi
ずっと買おうと思っていた本があるというのは、僕以外の人にもある経験だし、割りと何冊もその未読リストはあったりする。ただ、後にその一冊を買った時が、まさに自分がこの本を読むに適した時期だ!と確信できた本は僕にとっては、さまに初めてだった。
僕には90年代をセンセーショナルに飾ったあの病とそのムーブメントに関するテキスト反応した訳ではなかった。僕は、ダムタイプというアーティストコレクティブがいかなる姿勢を持って当時活動していたかということが、テキストの節々から感じられて非常に刺激になった。自分と比べるのはとってもおこがましいけれど、当時のダムタイプとは、表現する目的もモチベーションも異なるが、テクノロジーを扱い、インディペンデントであり続けたいという意識は、少し共感する部分があったからだ。
それと同時に、かなりアクチュアルな部分で、アーティストというものがどういう立場であるかということを明確に意識し、実行していた限りなく少ない「メディアアーティスト」とも呼ぶことが可能な人だったのだと今更、改めて思ったからだ。